2026/03/24 04:26

年末年始って、不思議とジャンク時計が市場に溢れる時期なんですよね。

おそらくオークション業者さんも手が回らなくなるのか、
「まとめてどうぞ!」的な“セット販売”がちらほら出てきます。

でもこれ、実は買う側からするとかなりのチャンス。
個別の商品名が埋もれて検索に引っかかりにくくなるので、ライバルがぐっと減るんです。

そんな中、狙っていたモデルとは別に手に入った、いわば「じゃない方時計」。

……なんですが。

これ、めちゃくちゃカッコよくないですか?

まず、この碧(あお)。
こんな攻めた色、自分ではまず選ばない。

でも、いざ手元に来ると妙に惹かれるんですよね。
カシオって、この“青”の使い方が本当に上手い。青の印象が残るモデルが多い。
おしゃれもワンポイントの差し色ひとつで、全体の印象がグッと締まるからこれはいい。

……と、ちょっと脱線しましたが。

この個体、なんと“ベゼルだけ”がセットにおまけで入っていたもの。
普通なら、ばね棒を入れてベルト交換すればOKなんですが——

こいつ、まさかの「専用ベルトしか使えないモデル」、
(しかもARGENTシリーズはおそらく日本のみ専売で早々にEDIFICEに変わった。)

ベルトはすでに断裂済み。完全に詰み案件です。

とりあえず電池交換してみると、動作は問題なし。
「これはなんとかしたいな…」ということで、
去年から触り始めた3Dプリンターでベルトアダプターを自作。

……が、これがどうにも微妙。
強度、デザイン、装着感、どれもしっくりこない。

そんな時、YouTubeで「自作時計」界隈の存在を知ります。
自作PCみたいにケース、ムーブメント、文字盤、針を組み合わせて作る人々。
どうやらアナログ時計のムーブメント一式は“ケースの直径さえ合えば移植ができる”らしい。

これはやるしかない。

まずはホームセンターで一番安い時計(約1,000円)の似たようなものを購入。
しかし——文字盤サイズが1〜2mm合わない。
この“1〜2mm”が、とてつもなく遠い。(外見からではサイズがわかりにくいのです。)

無念の断念。

……だったのですが。

今日、自室のジャンク箱をゴソゴソ漁っていたら、ふと目に入った一本。
引っ越し手伝いのお礼でもらった?(ゴミを渡された)いわゆる“パチ物●ーレックス”(不動品)。

「……あれ?このサイズ、見覚えあるぞ?」

半信半疑でスクリューバックを回して文字盤とムーブメントを移植してみると——

まさかのビンゴ。

リューズ(龍頭)の長さを微調整して組み直すと、驚くほど自然に収まった。
違和感ゼロ。むしろ最初からこうだったかのような完成度。

あの1,000円時計の敗北感が、一瞬で吹き飛びました。

いやこれ、マジでカッコいい。

「じゃない方」だったはずの時計が、気づけば主役級に昇格。
こういう予想外の化け方があるから、ジャンク時計いじりはやめられないんですよね。
また一つ学びました。こういう遊び方もアリ。
むしろアリアリです。