2026/03/17 17:39

いいですね、この“割り切り感”


入荷記録:Casio B812

またしても、いい個体に出会ってしまいました。

今回入荷したのは、Casio B812(1980年代初頭)
一見シンプル、でも手に取った瞬間にわかる“品の良さ”があります。

まず目を引くのがメタル製のベゼル。
80年代らしい落ち着いた輝きで、主張しすぎないのにしっかり高級感。
…なのに、持った瞬間「あれ?」と思うくらい軽い。

実は内側がプラスチック構造。
このギャップが面白くて、見た目と装着感のズレがちょっとクセになります。

バンドもまた良い。
純正の作りがしっかりしていて、どこかAE1200(通称カシオロイヤル)を思わせる雰囲気。
この時代から、もう完成されていたんだなと感じます。



驚きの操作性(?)

電池を入れて、さらに驚き。

この時計、
ボタンがほぼ無い。

あるのは、設定用の“くぼみボタン”と、もう一つだけ。

設定方法はというと:

  • くぼみボタンで設定モードへ

  • もう一つのボタンで数字を合わせる

  • 再度くぼみボタンで終了

以上。

そして――

設定が終わると、何もできない。

【追記】ごめんなさい。押したらなんとモジュールの奥でライトがぼんやり点いてました。
(逆にびっくり。)

ボタンを押しても無反応。
ライトもない。アラームもない。ストップウォッチもない。

ただ、そこに表示された“時間”があるだけ。


でも、それがいい

現代の多機能時計とは真逆の存在。
でも、この潔さがたまらない。

「時間を見る」
ただそれだけに特化した時計。

余計なものが一切ないからこそ、
むしろ今の時代にちょうどいいのかもしれません。

こういう一本、好きです。