2026/03/13 16:39
今日も、カシオを探してオークションを眺めている。
狙うのはだいたい決まっている。
70年代~90年代の オールドカシオ。
デジタル。
メタルバンド。
傷は少なめ。
風防に割れなし。
「電池切れ・動作未確認」なんて書いてあると、
むしろちょっとワクワクする。
できれば メタルベゼル。
ただし——
「カシオトロン」は、今は少しだけ敬遠。
もし直せなかったら、ちょっと悲しくなるから。
そしてもう一つ大事な条件。
できれば格安。
理想は、
出品者がプロじゃないこと。
業者さんでも、
時計のことをあまり知らなそうな方だと
こちらもなんだか気が楽だ。
説明文は短くていい。
「電池切れてます」
「動くか分かりません」
「倉庫から出てきました」
そういうのが、むしろいい。
この中から今日も、
誰も気づいていない掘り出し物を探す。
まるで宝探しみたいだ。
私は、70年代の映画に出てくる
植木等さんのサラリーマンの世界が好きだ。
まだパソコンもスマートフォンもない時代。
デジタル機器ではなく、
人情とキャラクターで仕事をしていた時代。
腕時計は、
ただ時間を知る道具じゃなくて、
その人の相棒みたいな存在だった。
本当なら、
あの時代のサラリーマンが腕につけていたのは
セイコーかもしれないし
シチズンかもしれない。
でも、私にとってはそこが
カシオなんです。
ちょっと無骨で、
ちょっと未来的で、
でもどこか人間味がある。
だから今日もまた、
オークションの海に潜って
次のカシオを探している。
もしかしたら、
誰かの引き出しの奥に眠っていた一本が、
今日、私のところにやって来るかもしれないから。
それがまた、
この趣味の一番楽しいところ。